空虚重量ってなに? ドローンの空虚重量とは

ドローン規制

ドローンの飛行において「200g以上か」「200g未満か」で航空法の適用に違いがあります。

そのとき、「何が200gに含まれるのか」を知っておきましょう。

「プロペラガードは重量に含まれるのか?」という話

先に結論から言うと、

プロペラガードは飛行申請における重量には含まれません。


まず、飛行申請時の機体の重量とは

重量 = 「空虚重量」 + 「燃料、バッテリーの重量」

となっています。


僕がこれを知ったとき、


「燃料、バッテリーの重量はわかるけど空虚重量ってなに?」


と思いました。

そこでさっそく、空虚重量についてみていきましょう〜

空虚重量とは

まずは言葉の意味を見てみると、


空虚重量(くうきょじゅうりょう、empty weight)は、通常、航空機の重量の定義の一つとして用いられる、機体構造・エンジン・固定装備などの合計重量のこと。乗員、ペイロード、燃料を含めない機体自体の自重。潤滑油、作動油、冷却水、固定バラストなどは含む。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/06/09 13:43 UTC 版)

となっています。


えええっと、要は自重ね、自重(汗)

乗員とかドローンには関係ないし、

輸送もまだなのでペイロードもあんまり関係ないし、

潤滑油とか冷却水とかもあんまり関係が、、、



ここでわかりやすくするために、

一般的なホビードローンに関係する言葉で理解し直してみます。

空虚重量に含まれるもの


「機体構造」・・・フレーム、ローター(プロペラ)。

「駆動系」・・・モーター、ESC(モーターを制御するもの)。

「制御系」・・・センサー類。FC(フライトコントローラー)、磁石(コンパス)、ジャイロセンサー、加速度センサー、距離センサー等。

「固定バラスト」・・・ローターバランサー等

「電送系」・・・受送信機、アンテナ等

→200g以上か未満かを問われるドローンの標準装備は大体は上記の構成何じゃないかと思います〜

【ポイント】
簡単にいうと最初からついてる標準装備で一体となっているもの。
最初からカメラが付いているものはその重量も含む。

次に、空虚重量に含まれないものを見ていきます。

空虚重量に含まれないもの

「燃料系」・・・バッテリー、燃料。

「追加装備」・・・プロペラガード、アームブレース、追加のカメラ、ジンバル、LEDライト、その他機材。


→機体に追加してくっつけるもの。あとのせサクサクなモノたち。

【ポイント】
簡単にいうと、あとから自分で購入して装備させるもの。

まとめ

自分で組み立てたドローンでなければ

買って届いたドローン本体は、バッテリー以外は空虚重量に含まれます。


つまり機体構造や駆動系をイジって

魔改造とかしなければ空虚重量は最初からほぼ変動しないです。


ここで最初にみた

重量=「空虚重量」+「燃料、バッテリー」


から『プロペラガードは重量に含まれない』ということがわかりました!



またプロペラガードだけでなく他の装備品についても

200g問題に関係あるか・ないかがわかってきました。


ただこれはあくまで

「現行のルールである」

ということを認識しておいたほうが良いかもしれません。

これからも新たなドローン製品の開発やユーザー環境(要は飛ばし方)によって、法律はどんどん変わっていくことが予想されるのでその都度チェックしていきましょう〜

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